新築

【まとめ】外壁コーキング.シーリングを網羅的に解説

念願のマイホーム!家を建てるのは初めてだから分からないことばかり...

特に建築部材は初めて聞くものが多くて、困惑するなぁ...

中でもコーキングって何かしら?シーリングっていう人もいるそうだけれど...

コーキングは見た目は地味ですが、住宅を守るために重要な役割を果たしています。

本記事では、普段スポットライトを浴びないコーキングに注目し、解説していきます。

コーキングは隙間を埋める防水材

コーキングとは住宅の外壁材やサッシ、軒天など、部材同士の隙間を埋める防水材です。

施工時はペースト状ですが、固まるとゴムになります。

ゴムになることで、外壁の動きに柔軟に追従する緩衝材としての役割も果たします。

コーキング剤は別称シーリング材とも呼ばれます。職人の間では「シール」と呼ばれることも少なくありません。

戸建住宅の外壁には「変成シリコーン」樹脂で製造されたコーキングを使用されるケースが多いです。塗装下地には「ポリウレタン」、風呂や洗面所などの水回りには「シリコーン」など用途によって、コーキングを生成する樹脂成分が異なります。

外壁のコーキングに必要な性能は4つあります。

  • 耐久性...外壁の動きに対して追従し続ける強さ
  • 耐候性...日光等、日々の外的要因(主に紫外線)に耐える強さ
  • 意匠性...外壁に対してどれだけ目立たないように馴染めるか。また、その維持
  • 汚染性...目地周辺やコーキングそのものの汚れにくさ

この4つの性能がバランスよく必要となってきます。

コーキングの工事期間と正しい施工方法

コーキング作業の工事期間は1〜3日が一般的です。

それではコーキング工事の工程を細かく分けてましょう。

1.天候や材料の確認、準備など

2.目地清掃(※目地とは...部材同士のコーキングを充填する隙間)

3.マスキングテープ養生

4.プライマーの塗布、養生

5.コーキング充填作業

6.ヘラ抑え

7.マスキングテープ除去

8.目地付近の清掃

9.工具の洗いや清掃

10.現場周りの清掃と最終確認

えっ!こんなにたくさんの作業があるの?と思いましたか?

そうなんです、見た目は地味ですが結構繊細な材料なんですよ

長持ちするコーキング紹介

コーキングは樹脂によって用途や性能が変わってきます。

新築を建てる際、長持ちする「長寿命」のコーキングを選びたいという方のために、戸建住宅における長寿命コーキングを紹介します!

オートンイクシード

オート化学工業が製造販売しているコーキング。戸建住宅では珍しいポリウレタン樹脂で製造されている。新築、リフォームともに人気が高い

H100

サンライズが製造販売しているコーキング。地方ビルダーに採用されていることが多い。

スーパーKMEWシール

外壁メーカーケイミューの純正コーキング。高品質な外壁とセットで保証延長が可能。

プラチナシール

外壁メーカーニチハの純正コーキング。高品質な外壁とセットで保証延長が可能。

樹脂耐用年数(期待寿命)塗装保証
オートンイクシードポリウレタン30年可能20年保証
H100変成シリコーン30年不可不明
スーパーKMEWシール変成シリコーン30年不可15年保証
プラチナシール変成シリコーン30年不可15年保証

長寿命の根拠やを下記記事にてまとめています。検討されている方はぜひご覧ください。

それぞれの性能を評価し、ランキング形式でまとめています。サイディングメーカー純正コーキングの保証内容については下記項目でまとめています。

サイディングメーカー純正コーキング

ここ数年でサイディングメーカーのもつ純正シーリングの採用が増えてきています。

サイディングとのセット保証やコーキング本体が高性能になってきたことが理由としてあげられます。上記長寿命コーキングにもランクインしています。

純正コーキングを持つサイディングメーカー3社の今が旬な商品と純正コーキングの保証や性能についてまとめています。

新築でも発生するコーキングの不具合(剥離やひげ、膨れ)

新築時に発生するコーキングの不具合に関しては、ほとんどの場合は施行ミスです。まれに製品の不具合もあるかもしれません。

新築時、施工不良で発生しやすいコーキング不具合3選。環境が原因で発生する不具合3選を紹介します。

あなたのマイホームは大丈夫ですか?定期的に確認することをおすすめします。

ひげ
マスキングテープの貼り方が汚いと、除去した際にピンッ!コーキングが跳ねたような形で残ってしまうこと。見た目が損なわれてしまいます。

剥離
プライマーの塗り忘れ、塗布量が少なくてかすれてしまった際に、サイディングから剥がれてしまうこと。

白化
サイディングに付着したコーキングの拭き取りが甘いと、サイディングに残ったコーキングが白く粉をふいてしまうこと

製品が原因

膨れ
一部のメーカーのサイディングの場合、コーキングに空気が入り込んでしまい、膨張することでコーキングがふくらんでしまう現象

塗膜剥離
サイディングのバリ(角割れ)などを隠す際に塗布するタッチアップ材を誤ってコーキングが密着する小口に塗ってしまった場合に発生する剥離現象。

しわ
コーキングの硬化途上に大きい動きが加わると、コーキング表面にシワが発生してしまうことがある。

詳しくは

外壁にシリコンコーキングは絶対だめ!支給するべき電気屋、設備屋のコーキング

電気屋や設備屋が工事を行ったあとのコーキング剤は極力支給するか、指定する、もしくはコーキング業者にやってもらうようにお願いしておくことをおすすめします。

その理由としては3つあげられます。

1.ホームセンターで売っている安いシリコン系のコーキングを買ってくる

2.そもそも外壁と色があっていない。クリア(透明)のコーキングを使用した場合でも白濁 している

3.電気屋、設備屋がコーキングをするので、仕上がりが汚い。

ハウスメーカーやビルダーによっては、コーキング業社が使用した、同じ材料を支給している元請けもあります。その場合は安心です。

  • この記事を書いた人

nora913

外壁リフォームに携わる製品の営業を7年目。外壁、防水、塗装に関するクレームでの現場調査件数は300件以上。100社以上のリフォーム業者や塗装業者、防水業社へアプローチ。日本シーリング協会が発行する「シーリング技術管理士」取得。
兼業ライターとしても活動中。

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