塗装工事でよくある手抜き工事事例10選

悪徳業者を知る

【外壁塗装で手抜きをされたら】よくある事例10選と対処法

あれ?去年に外壁塗装をしてもらったばかりなのに塗装が剥がれてきている。

あれ?去年外壁塗装してもらったわが家は外壁塗装工事真っ只中。素人が見ても雑なのがわかる...。業者にいうべき?なのに塗装が剥がれてきている。

高額な工事費用を支払ったにもかかわらず、数年で手抜き工事が発覚することは、少なくありません。

また、外壁塗装中に、手抜き工事を見つけてしまうこともあるでしょう。

時間もお金も費やして外壁塗装をしたのに、手抜き工事をされてしまっては、また塗り替えが必要になってしまいます。

本記事では、よくある手抜き工事の事例を、工程ごとに紹介します。

最後までご覧いただくと、手抜き工事例を知ることができ、業者に指摘することができるようになります。

また、手抜き工事にあわないための対処法を知ることで、無駄な時間やお金を費やす必要がなるのです。

外壁塗装手抜き事例10選

塗装現場手抜き工事事例

外壁塗装の手抜き工事が厄介なのは、気づかずに工事が終わってしまうと、見た目で判断しづらいことです。

数年後に劣化症状が出て初めて気づくパターンも多いのです。

ここからは、外壁塗装中に手抜き工事を指摘できるよう、事例を紹介していきます。

コーキング工事の手抜き

コーキング

外壁塗装において、コーキングは防水性能を高めるために重要な工事です。

手抜き工事をされると、最悪の場合には、雨漏りに発展するため注意しましょう。

増し打ち

見積書に「撤去・打ち替え」と記載があるにもかかわらず、増し打ちで対応している場合は、手抜き工事の可能性が高いといえます。

サッシ周りや入角部など、既存のコーキングの撤去が困難な箇所で、なおかつ適正な施工方法であれば問題ありません。

ですが、外壁同士の隙間のコーキングの場合、厚みが確保できないため、増し打ちは防水性能上の効果がありません。

増し打ちについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。

プライマーを塗らない

プライマーとは、コーキングと部材を接着させるためのノリのようなもので、コーキングを打設する前に塗布する必要があります。

この工程を省くことで、コーキングの密着力が低下し、すぐに部材から剥がれてしまいます。

プライマーを塗らない工事は意外と多く、剥がれてはじめて発覚することが多いのです。

対策としては、使用したプライマーの缶を残してもらって、適正数量が使われているか確認すると良いでしょう。

マスキングテープなし

極論をいうと、上に塗装がかかれば隠れるため問題はないですが、場合によっては不具合につながります。

マスキングテープ養生なしで施工すると、プライマーとコーキングが目地からはみ出て、見た目がきたなくなります。

コーキングの種類によっては、薄膜になることで硬化しない場合もあるため、塗装への影響が考えられます。

塗装下地処理工程の手抜き

塗装下地の手抜き工事

塗装前の外壁の下処理に手を抜くと、塗装で隠れてしまった下地のひび割れなどの劣化が進行し、将来的に大掛かりな工事が必要となる場合があります。

塗装における下地処理は最も重要な工程といえるでしょう。

現場調査の時間が短い

工事前の現場調査の時間が短い場合は注意が必要です。

15〜30分程度で調査が終わるはずがありません。

この場合、外壁の劣化箇所の見落としが多数ある可能性が高いため、結果的に手抜き工事につながる場合があります。

外壁洗浄していない

外壁は経年で汚れたり劣化しています。

外壁表面には汚れや劣化による流出物などさまざまなものが付着しているのです。

外壁洗浄をせずに塗装すると、塗料は汚れに密着するだけなので、すぐに剥がれてしまいます。

近年、外壁本来の性能が上がっており、汚れにくいコーティングがなされています。

だからといって洗浄が不要になることはないため、外壁洗浄の工程がない場合は手抜き工事の指摘をしましょう。

なお外壁洗浄についての詳細を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

ひび割れを補修しない

ひび割れを補修しないまま塗装すると、その上の塗装が割れてきます。

放置していると、水が入って漏水や腐食につながってしまうのです。

塗装した時点では気づきにくいため、手抜き工事の指摘が困難なパターンです。

現場調査の時点で、できるだけ調査員と一緒に見て回り、ひび割れ補修の依頼をしましょう。

塗装工程の手抜き

塗装工程での手抜き工事

塗装で手抜きされたら流石にわかるでしょ。

このように考える方も多いと思います。

確かに仕上がりが雑であれば指摘はできますが、塗装の場合、仕上がりを変えずに手抜き工事ができるのです。

塗装回数が少ない

一般的に塗装回数は下塗り1回、上塗り2回の合計で3回が基本ですが、塗装回数を減らす業者がいるのです。

わずか1日で塗装工程が終わっている場合などは、手抜き工事の可能性が高いといえます。

使用した塗料の空き缶を残してもらうことで、使用した量が明確になるため、手抜き対策となります。

塗料の薄めすぎ

塗料は種類によって、水や溶剤で希釈させて使用します。

手抜き工事というよりは、塗料代を削減するために規定以上に薄められて施工されるケースがあるのです。

塗料を希釈しすぎると、塗膜に厚みが付かないため、数年で劣化してしまいます。

養生時間を取らない

コーキングや塗装の乾燥時間を取らずに、施工してしまうと密着不良や塗装の割れにつながってしまいます。

この場合、いくら耐用年数が長いものを使用しても、すぐに剥がれてしまうのです。

3回塗りのはずなのに、1日で施工が終わるような場合は、手抜き工事の可能性があります。

とにかく塗りが雑

雨樋の裏や付帯部など、塗りにくい箇所の塗装が雑になっていたり、細かい塗り残しが多いのも手抜き工事の特徴です。

これらは、チェックをしっかりすることで発見できるので、見つけた場合は指摘しましょう。

外壁塗装で手抜きをされたらどうするべきか

手抜き工事を指摘

外壁塗装で手抜き工事が発覚した場合、どのように対処すべきかを確認していきましょう。

業者へ指摘してやり直してもらう

繰り返しになりますが、手抜き工事が発覚した時に、業者に指摘して直してもらいましょう。

その場で指摘しなければ、支払い後に理由をつけて逃げられることもあります。

指摘した補修が終わるまで、支払いをしないことが重要です。

第三者機関に相談する

業者に指摘をしても直してもらえない場合やトラブルに発展したときは、第三者機関に相談しましょう。

主な相談先は以下の3つです。

  • 消費者センター(国民生活センター)
  • 住宅リフォーム紛争処理支援センター
  • 弁護士

いずれに相談しても、解決に向けて協力してくれます。

困ったときは自力で解決せず、相談することをおすすめします。

外壁塗装の手抜きを防ぐために

優良業社の現場調査

ここまで、手抜き工事が発覚した事例や対処について、紹介してきました。

最後に、手抜き工事を発生させないために、事前に予防する方法を紹介します。

現場調査に時間をかけてくれる業者を選ぶ

まずは、現場調査に時間をかけてくれる業者を選びましょう。

手抜きをする業者は、現場調査の段階から手を抜きます。

30分未満で調査を終わらせる業者には、工事を依頼しないようにしましょう。

詳細な見積書をもらう

外壁塗装工事 一式 〇〇万円

上記のように、足場やコーキングなどのメイン工事が「一式」でまとめられている場合、詳細を記載してもらうようにしましょう。

「一式」とあいまいな表現をされることで、手抜き工事が発覚しても逃げられる可能性があります。

写真で作業工程を残してもらう

作業工程や使用した材料の空缶の写真と工事記録を残してもらうようにしましょう。

こうすることで、手抜き工事の抑制になるのです。

また、手抜き工事が発覚したときの証拠になるので、契約前に写真での工事記録を残してもらえるよう依頼しておきましょう。

複数社の見積を必ずもらおう

複数社から選ぼう

手抜き業者を見抜く=優良業者を見つける」ことです。

そのためには複数社からの見積書が必要となります。

  • 相見積もりを取ることで相場がわかる
  • 各業者の現場調査の質や本気度が比較できる

複数社から見積してもらうメリットは以下の2点です。

外壁塗装は場合によっては、100万円以上かかる大きな買い物です。

業者選びを失敗しないためにも、慎重な選択をしましょう。

複数業者を効率的に見つけるには?

一括見積サイトで複数社を無料で紹介してもらえます。

詳しくは下記記事にて解説しています。

  • この記事を書いた人

nora913

外壁リフォームに携わる製品の営業を7年目。外壁、防水、塗装に関するクレームでの現場調査件数は300件以上。100社以上のリフォーム業者や塗装業者、防水業社へアプローチ。日本シーリング協会が発行する「シーリング技術管理士」取得。
兼業ライターとしても活動中。

-悪徳業者を知る