お風呂掃除のとき、浴槽と壁のスキマの白いゴムがめくれているのを見つけて、ドキッとしていませんか?
気づいたらコーキングがペロッと剥がれてて…これってヤバいやつ?
そもそも、なんで剥がれるの?自分で直せるのか、業者に頼むべきなのかも分からない…
放っておいたら水漏れとか、家が腐っちゃう…なんてことも?
その不安、すごくよく分かります。
結論から言うと、お風呂のコーキング剥がれは放置がいちばん危険。
でも、軽い剥がれなら自分で直せるケースも多いんです。
この記事では、コーキングが剥がれる原因から、自分でできる補修手順、材料の選び方、業者に頼む場合の費用相場まで、まるっと解説していきます。
この記事を読むメリット
- 剥がれる「本当の原因」がわかり、再発を防げる
- 自分で直す手順と必要な道具が一通りわかる
- DIYと業者依頼の費用を比べて、自分に合う方法を選べる
「自分のお風呂はどっちで直すべき?」がスッキリするはず。
ぜひ最後まで読んでみてください。
お風呂のコーキングが剥がれる5つの原因

まずは「なんで剥がれるのか」から。原因がわかれば、直したあとの再発もグッと減らせます。
主な原因は、大きく分けて5つ。
① 経年劣化(いちばん多い)
コーキングは消耗品。毎日お湯・水・温度差にさらされるので、年数とともに硬くなったり、やせ細ったりしていきます。
目安として、お風呂のコーキングは7〜10年ほどで劣化のサインが出はじめるとされています(材料や使用環境で前後します)。
② 皮脂・油分の付着(接着不良)
意外な落とし穴がコレ。
浴槽や壁には目に見えない皮脂や油分がついていて、それが残ったままコーキングを打つと、接着が弱くなって早期に剥がれやすくなります。
つまり、前回DIYで直した部分がすぐ剥がれたなら、脱脂(油分の拭き取り)不足が原因かもしれません。
③ 下地処理・プライマー不足
古いコーキングをしっかり剥がさず、上から重ね塗り(打ち増し)すると、密着不良で剥がれやすくなります。
材質によっては、接着力を上げるプライマーの塗布が必要。ここを省くと長持ちしません。
④ カビの繁殖
黒カビがコーキングの内部まで入り込むと、素材そのものを傷めて剥がれの引き金に。
掃除しても落ちない黒ずみは、劣化のサインでもあります。
⑤ 動く目地・材料の選定ミス
浴槽は、お湯を張ると重みでわずかに沈み、抜くと戻る…という動きを繰り返します。
この伸縮に追従できない材料だと、境目が割れて剥がれの原因に。
そもそも浴室に向かないコーキング材を使うと、いつまでも乾かなかったり早く傷んだりします。
材料選びは後の章でしっかり解説します。
原因が分かるとちょっと安心。じゃあ、剥がれたまま放っておくとどうなるの?
放置はNG!コーキング剥がれを放っておくリスク

「ちょっと剥がれてるだけだし…」と思いがちですが、ここが分かれ道。
コーキングはお風呂の防水を守る最後の砦なんです。
剥がれたスキマから水が入り込むと、こんな流れでダメージが広がっていきます。
- すき間から水が浸入し、壁の内部や床下に回る
- 木造住宅だと、土台や柱などの構造部が腐食する恐れ
- 湿気を好むシロアリが寄ってきて、被害が拡大することも
- 最悪の場合、床がブカブカになる・抜けるケースも報告されている
つまり、数千円の補修をサボった結果、数十万円規模の修繕につながる可能性があるということ。だからこそ、早めの対処が大事なんです。
注意
すでに「床がフカフカする」「壁の内側からカビ臭がする」「水がしみ出している」といったサインがある場合は、内部まで傷んでいる可能性大。DIYで表面だけ直すより、まず専門業者に点検してもらうのが安全です。
自分でできる?お風呂コーキングの補修手順
結論、軽度の剥がれなら自分で直せます。ただし、丁寧さが仕上がりと持ちを左右します。
まず知っておきたいのが、「打ち増し」と「打ち直し」の違い。
| 方法 | 内容 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 打ち増し(増し打ち) | 既存の上に重ねて充填 | 劣化が軽い・手早く済ませたい |
| 打ち直し(打ち替え) | 古いものを撤去して新しく充填 | 剥がれ・肉やせが進んでいる(おすすめ) |
剥がれが目立つなら、基本は打ち直しがおすすめ。
重ね塗りは密着不良やカビの再発を招きやすいからです。
用意するもの
- 浴室用(防カビ)コーキング材
- コーキングガン(カートリッジタイプの場合)
- カッター・ペンチ(古いコーキング除去用)
- マスキングテープ・ヘラ
- 掃除用洗剤・乾いた布(脱脂用)/必要に応じてプライマー
補修の手順(打ち直し)
- 古いコーキングをカッターやペンチでキレイに除去する
- 汚れ・皮脂・油分を洗剤で落とし、水分をしっかり乾かす
- 仕上がりラインに沿ってマスキングテープで養生する
- 材質に応じてプライマーを塗り、乾かす
- すき間ができないようコーキング材を充填する
- ヘラでなめらかにならし、テープはすぐにはがす
- しっかり乾燥・硬化させる(24時間前後が目安)
ポイント
仕上がりを決めるのは「マスキングの丁寧さ」と「脱脂・乾燥」です。地味な工程ほど手を抜かないのが、長持ちのコツ。硬化中はお湯がかからないよう、入浴を控える時間も計算に入れておきましょう。
失敗しないコーキング材の選び方

お風呂のDIYで失敗する人の多くが、ここでつまずきます。材料選びを間違えると、いくら丁寧に打ってもすぐ剥がれるからです。
浴室で使われる代表的な種類はこの2つ。
| 種類 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| シリコン系 | 耐水性が高く水回りの定番。防カビ剤入りが◎ | 上から塗装や別のコーキングを重ねられない |
| 変成シリコン系 | 上から塗装やコーキングを重ねられる | 商品により浴室の高湿度に向かない場合あり |
水密性を最優先するなら、まずは浴室用・防カビ剤入りのシリコン系を選ぶのが無難です。
市販品では、コニシ「ボンド シリコンコーク 防カビ剤入り」や、シャープ化学の浴室用バスシール系などが代表的。
いずれも浴室・水まわりのシール用途として案内されています。
DIYと業者依頼、どっちがいい?費用相場で比較
気になる費用感を、ざっくり比較してみましょう。
| 方法 | 費用の目安 | メリット/デメリット |
|---|---|---|
| DIY | 材料・道具で約5,000〜6,000円程度 | 安いが、技術が必要で失敗のリスクあり |
| 業者依頼(部分) | おおむね約2〜5万円 | 仕上がり・耐久性が安心。範囲で変動 |
| 水回りまとめて | 10万円程度のケースも | キッチン等と同時施工する場合 |
※費用は記事執筆時点の情報で、業者・地域・施工範囲により変動します。最低料金を設定している業者もあるので、事前確認を。
「安く済ませたいからDIY」と思いがちですが、次のようなケースは無理せず業者に頼むのが正解です。
- 剥がれや肉やせが広範囲に進んでいる
- すでに水漏れ・床のフカつき・内部のカビ臭がある
- キレイな直線で仕上げる自信がない
剥がれを防ぐ!コーキングを長持ちさせるコツ

せっかく直すなら、長持ちさせたいですよね。普段のちょっとした習慣で、コーキングの寿命はけっこう変わります。
- 入浴後は換気して、湿気をこもらせない
- 壁や境目の水滴を、軽く拭き取る
- 黒カビは見つけたら早めに除去する
- 数年に一度はコーキングの状態を点検する
特に効くのが換気と水気の拭き取り。カビと劣化のいちばんの原因が「湿気」だからこそ、ここを断つのが効果的なんです。
よくある質問(FAQ)

コーキングが少し剥がれただけでも直すべき?
はい、早めの対処がおすすめです。わずかなすき間でも水が入り込むと、内部の腐食やカビにつながる可能性があります。軽度なら自分で打ち直せます。
古いコーキングの上から重ね塗りしてもいい?
あまりおすすめしません。古い表面の汚れやカビが残っていると密着不良で早く剥がれたり、カビが透けて再発しやすくなります。基本は撤去してから打ち直しましょう。
補修した後、どれくらいでお風呂を使える?
製品や環境で異なりますが、しっかり硬化させる必要があります。
一般的な養生時間の目安は24時間前後とされます。製品の表示を必ず確認し、硬化までは水がかからないようにしましょう。
賃貸でも自分で補修していい?
まずは管理会社や大家さんへの相談がおすすめです。
設備の不具合は貸主側の負担で対応してもらえるケースもあり、勝手に手を加えると後でトラブルになることがあります。
まとめ:剥がれは早めの対処でお風呂を守ろう

最後に、この記事のポイントをおさらいします。
- 剥がれの主な原因は、経年劣化・皮脂や油分・下地不足・カビ・材料選びのミス
- 放置すると腐食・カビ・シロアリのリスクがあり、早めの対処が大事
- 軽度なら、撤去→脱脂→養生→プライマー→充填→ならし→硬化の手順でDIY可能
- 材料は浴室用・防カビ剤入りのシリコン系が基本
- 範囲が広い・水漏れありなら、無理せず業者へ
「気づいたときが、いちばん安く直せるタイミング」。小さな剥がれのうちに動けば、家へのダメージもお財布のダメージも最小限で済みます。