お風呂のコーキングが剥がれる原因と直し方|自分で補修する手順と費用

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いなり

戸建住宅の外装に詳しい、住宅資材のメーカー勤務8年目のサラリーマンです。戸建住宅の新築、改修について発信しています。特に外壁(サイディング)やシーリング(コーキング)のニッチな内容が得意です。わたし自身5年前に戸建住宅(建売)を購入し、そのとき気になった点や大変だったことをまとめて発信しています。

お風呂掃除のとき、浴槽と壁のスキマの白いゴムがめくれているのを見つけて、ドキッとしていませんか?

ガマくん
ガマくん

気づいたらコーキングがペロッと剥がれてて…これってヤバいやつ?

そもそも、なんで剥がれるの?自分で直せるのか、業者に頼むべきなのかも分からない…

ラビちゃん
ラビちゃん
ガマくん
ガマくん

放っておいたら水漏れとか、家が腐っちゃう…なんてことも?

その不安、すごくよく分かります。

結論から言うと、お風呂のコーキング剥がれは放置がいちばん危険

でも、軽い剥がれなら自分で直せるケースも多いんです。

この記事では、コーキングが剥がれる原因から、自分でできる補修手順、材料の選び方、業者に頼む場合の費用相場まで、まるっと解説していきます。

この記事を読むメリット

  • 剥がれる「本当の原因」がわかり、再発を防げる
  • 自分で直す手順と必要な道具が一通りわかる
  • DIYと業者依頼の費用を比べて、自分に合う方法を選べる

「自分のお風呂はどっちで直すべき?」がスッキリするはず。

ぜひ最後まで読んでみてください。

お風呂のコーキングが剥がれる5つの原因

解説します

まずは「なんで剥がれるのか」から。原因がわかれば、直したあとの再発もグッと減らせます。

主な原因は、大きく分けて5つ。

① 経年劣化(いちばん多い)

コーキングは消耗品。毎日お湯・水・温度差にさらされるので、年数とともに硬くなったり、やせ細ったりしていきます。

目安として、お風呂のコーキングは7〜10年ほどで劣化のサインが出はじめるとされています(材料や使用環境で前後します)。

② 皮脂・油分の付着(接着不良)

意外な落とし穴がコレ。

浴槽や壁には目に見えない皮脂や油分がついていて、それが残ったままコーキングを打つと、接着が弱くなって早期に剥がれやすくなります。

つまり、前回DIYで直した部分がすぐ剥がれたなら、脱脂(油分の拭き取り)不足が原因かもしれません。

③ 下地処理・プライマー不足

古いコーキングをしっかり剥がさず、上から重ね塗り(打ち増し)すると、密着不良で剥がれやすくなります。

材質によっては、接着力を上げるプライマーの塗布が必要。ここを省くと長持ちしません。

④ カビの繁殖

黒カビがコーキングの内部まで入り込むと、素材そのものを傷めて剥がれの引き金に。

掃除しても落ちない黒ずみは、劣化のサインでもあります。

⑤ 動く目地・材料の選定ミス

浴槽は、お湯を張ると重みでわずかに沈み、抜くと戻る…という動きを繰り返します。

この伸縮に追従できない材料だと、境目が割れて剥がれの原因に。

そもそも浴室に向かないコーキング材を使うと、いつまでも乾かなかったり早く傷んだりします。

材料選びは後の章でしっかり解説します。

原因が分かるとちょっと安心。じゃあ、剥がれたまま放っておくとどうなるの?

ラビちゃん
ラビちゃん

放置はNG!コーキング剥がれを放っておくリスク

NG

「ちょっと剥がれてるだけだし…」と思いがちですが、ここが分かれ道。

コーキングはお風呂の防水を守る最後の砦なんです。

剥がれたスキマから水が入り込むと、こんな流れでダメージが広がっていきます。

  • すき間から水が浸入し、壁の内部や床下に回る
  • 木造住宅だと、土台や柱などの構造部が腐食する恐れ
  • 湿気を好むシロアリが寄ってきて、被害が拡大することも
  • 最悪の場合、床がブカブカになる・抜けるケースも報告されている

つまり、数千円の補修をサボった結果、数十万円規模の修繕につながる可能性があるということ。だからこそ、早めの対処が大事なんです。

注意


すでに「床がフカフカする」「壁の内側からカビ臭がする」「水がしみ出している」といったサインがある場合は、内部まで傷んでいる可能性大。DIYで表面だけ直すより、まず専門業者に点検してもらうのが安全です。

自分でできる?お風呂コーキングの補修手順

結論、軽度の剥がれなら自分で直せます。ただし、丁寧さが仕上がりと持ちを左右します。

まず知っておきたいのが、「打ち増し」と「打ち直し」の違い。

方法内容向いているケース
打ち増し(増し打ち)既存の上に重ねて充填劣化が軽い・手早く済ませたい
打ち直し(打ち替え)古いものを撤去して新しく充填剥がれ・肉やせが進んでいる(おすすめ)

剥がれが目立つなら、基本は打ち直しがおすすめ。

重ね塗りは密着不良やカビの再発を招きやすいからです。

用意するもの

  • 浴室用(防カビ)コーキング材
  • コーキングガン(カートリッジタイプの場合)
  • カッター・ペンチ(古いコーキング除去用)
  • マスキングテープ・ヘラ
  • 掃除用洗剤・乾いた布(脱脂用)/必要に応じてプライマー

補修の手順(打ち直し)

  1. 古いコーキングをカッターやペンチでキレイに除去する
  2. 汚れ・皮脂・油分を洗剤で落とし、水分をしっかり乾かす
  3. 仕上がりラインに沿ってマスキングテープで養生する
  4. 材質に応じてプライマーを塗り、乾かす
  5. すき間ができないようコーキング材を充填する
  6. ヘラでなめらかにならし、テープはすぐにはがす
  7. しっかり乾燥・硬化させる(24時間前後が目安)

ポイント


仕上がりを決めるのは「マスキングの丁寧さ」と「脱脂・乾燥」です。地味な工程ほど手を抜かないのが、長持ちのコツ。硬化中はお湯がかからないよう、入浴を控える時間も計算に入れておきましょう。

失敗しないコーキング材の選び方

虫眼鏡とかえる

お風呂のDIYで失敗する人の多くが、ここでつまずきます。材料選びを間違えると、いくら丁寧に打ってもすぐ剥がれるからです。

浴室で使われる代表的な種類はこの2つ。

種類特徴注意点
シリコン系耐水性が高く水回りの定番。防カビ剤入りが◎上から塗装や別のコーキングを重ねられない
変成シリコン系上から塗装やコーキングを重ねられる商品により浴室の高湿度に向かない場合あり

水密性を最優先するなら、まずは浴室用・防カビ剤入りのシリコン系を選ぶのが無難です。

市販品では、コニシ「ボンド シリコンコーク 防カビ剤入り」や、シャープ化学の浴室用バスシール系などが代表的。

いずれも浴室・水まわりのシール用途として案内されています。

DIYと業者依頼、どっちがいい?費用相場で比較

気になる費用感を、ざっくり比較してみましょう。

方法費用の目安メリット/デメリット
DIY材料・道具で約5,000〜6,000円程度安いが、技術が必要で失敗のリスクあり
業者依頼(部分)おおむね約2〜5万円仕上がり・耐久性が安心。範囲で変動
水回りまとめて10万円程度のケースもキッチン等と同時施工する場合

※費用は記事執筆時点の情報で、業者・地域・施工範囲により変動します。最低料金を設定している業者もあるので、事前確認を。

「安く済ませたいからDIY」と思いがちですが、次のようなケースは無理せず業者に頼むのが正解です。

  • 剥がれや肉やせが広範囲に進んでいる
  • すでに水漏れ・床のフカつき・内部のカビ臭がある
  • キレイな直線で仕上げる自信がない

剥がれを防ぐ!コーキングを長持ちさせるコツ

コツ

せっかく直すなら、長持ちさせたいですよね。普段のちょっとした習慣で、コーキングの寿命はけっこう変わります。

  • 入浴後は換気して、湿気をこもらせない
  • 壁や境目の水滴を、軽く拭き取る
  • 黒カビは見つけたら早めに除去する
  • 数年に一度はコーキングの状態を点検する

特に効くのが換気と水気の拭き取り。カビと劣化のいちばんの原因が「湿気」だからこそ、ここを断つのが効果的なんです。

よくある質問(FAQ)

Q&A

コーキングが少し剥がれただけでも直すべき?

はい、早めの対処がおすすめです。わずかなすき間でも水が入り込むと、内部の腐食やカビにつながる可能性があります。軽度なら自分で打ち直せます。

古いコーキングの上から重ね塗りしてもいい?

あまりおすすめしません。古い表面の汚れやカビが残っていると密着不良で早く剥がれたり、カビが透けて再発しやすくなります。基本は撤去してから打ち直しましょう。

補修した後、どれくらいでお風呂を使える?

製品や環境で異なりますが、しっかり硬化させる必要があります。

一般的な養生時間の目安は24時間前後とされます。製品の表示を必ず確認し、硬化までは水がかからないようにしましょう。

賃貸でも自分で補修していい?

まずは管理会社や大家さんへの相談がおすすめです。

設備の不具合は貸主側の負担で対応してもらえるケースもあり、勝手に手を加えると後でトラブルになることがあります。

まとめ:剥がれは早めの対処でお風呂を守ろう

工事について考える

最後に、この記事のポイントをおさらいします。

  • 剥がれの主な原因は、経年劣化・皮脂や油分・下地不足・カビ・材料選びのミス
  • 放置すると腐食・カビ・シロアリのリスクがあり、早めの対処が大事
  • 軽度なら、撤去→脱脂→養生→プライマー→充填→ならし→硬化の手順でDIY可能
  • 材料は浴室用・防カビ剤入りのシリコン系が基本
  • 範囲が広い・水漏れありなら、無理せず業者へ

「気づいたときが、いちばん安く直せるタイミング」。小さな剥がれのうちに動けば、家へのダメージもお財布のダメージも最小限で済みます。

-コーキング, 外壁塗装、リフォーム