コーキングってどうゆう状態になれば打ち替え時期なの?
そもそも外壁リフォームは新築から何年目にするの?10年目?やっぱり相見積もりはとるべき?
新築時の外装材やコーキングのグレードによってまちまちですが、10年目で点検してもらうのは必要かと思います。
工務店やビルダーによっては、2年、5年、10年などで定期点検があるところも多いですね。
近年リフォーム会社が増えており、訪問営業も少なくありません。
「無料で外装の診断をしますよー!」
などの謳い文句でアプローチがあり、実際にしてもらうと,,
「今すぐにでも補修が必要です。このままでは漏水するかもしれませんよ!全面の塗り替え工事をしましょう!」
など、不安を煽って、高額な費用を請求される可能性も0ではありません。
本記事では、コーキング劣化現場を300件以上調査してきた筆者が、打ち替えの目安を紹介します。
コーキング劣化の正しい知識をつけて、悪徳業者の営業から身を守りましょう!
コーキング打ち替え(緊急)
コーキング劣化で、早急に対応しなくてはならない劣化症状は、剥離と目地切れ。
結論からいうと、剥離と劣化は漏水の原因につながる可能性があるからです。
コーキングの剥離
外装材とコーキングの接着部分が剥がれてしまうことです。
本来この隙間をコーキングで埋めることで防水を行っているのですが、剥離することで外装材の内側に雨水が侵入してしまいます。
ですが、内側は防水紙があるので、すぐに雨漏りにつながるわけではありません。
この防水紙になんらかの不備があった場合、漏水につながる可能性がグッと上がります。
剥離は、施工後1〜5年内で発生することが多く、10年以上発生しないこともあります。
剥離の原因はプライマー塗り不足、コーキングの硬質化、サイディングの収縮、立地条件などさまざまです。
このうち早期な剥離に関しては、プライマー塗り不足とサイディング塗膜剥離がほとんどです。家を建てて短期間で発生した場合、早急に元請けへ連絡し、補修してもらいましょう。
ここで注意すべきなのが、「住宅全体でどの程度の剥離がみられるか」です。
数カ所、10cm程度の短い剥離がある場合は、プライマーのかすれの場合が多いので剥離箇所のみを補修するだけで問題はないでしょう。
ですが、各面で1m以上の剥離が複数ある場合、プライマーの未塗布も考えられるため、家全体のコーキング補修が必要となります。ほとんどの場合、剥離箇所のみの補修なので、元請けに強く要望し、剥離原因を徹底的に調査してもらうことをおすすめします。
コーキングの目地切れ
コーキング事態が切れてしまうこと。業界では凝集破壊といいます。
これも剥離同様、漏水の直接的な原因になりうるため、早期補修が必要です。
切れの原因もさまざまで、コーキングの耐久性、耐候性の問題、コーキングの硬質化、コーキングの厚み不足、三面接着などがあげられます。
剥離と比較して発生件数は少なく、多くの場合は長期的な疲労蓄積が原因です。日当たりの良い、外壁材同士の取り合い目地やベランダの腰壁の板間目地などで先行して発生しやすい症状です。なので動きの少ないサッシ周りや入角部等では発生しにくい劣化現象です。
いずれにせよ、放置していると漏水につながる可能性があるので、早急な補修を心がけましょう。漏水した場合だと多くのお金と時間がかかりますのでご注意を。
コーキング打ち替え(検討)
外壁リフォームの一つの目安として、コーキングのひび割れがあげられます。剥離や目地切れは防水性能に関わる症状ですが、ひび割れは、美観(見た目)の異常のため、すぐに漏水につながるということはありません。
ですが、放置しておくと、剥離や目地切れが発生してしまうため、外壁リフォームを検討し始めることをおすすめします。
コーキングの白化(チョーキング)ひび割れ(クラック)
特に日当たりの良い面のコーキングに発生する劣化で、多くの場合は目地の際で発生します。白化は紫外線によっメージを受けたコーキングが分解され、コーキングの成分が粉上になって現れ、白くなる現象です。手で触ると白い粉が付着してきます。これはコーキングのみならず、サイディングでも発生する現象です。
ひび割れも白化同様、紫外線によってダメージが与えられ、表面が劣化していく現象です。初期は細かいひび割れですが、経年でひび割れが大きくなり、白化、風化し、そのまま放っておくと目地切れにつながってしまいます。
ひび割れの症状がコーキングに発生した場合、外壁リフォームの検討をおすすめします。まずは、リフォーム業者へ相談。相見積もりをとってじっくり選びましょう。悪徳業者や訪問営業でぼったくられるケースも少なくありません。相見積もりは必ずとりましょう。
また、これらの劣化を遅らせるためにはコーキングの耐候性と目地の厚みが必要となってきます。また、施工上の不注意で発生することもありますので、見ておきましょう
施工不良による白化、ひび割れ
ケース①バックアップ材が詰められている
最悪のケースです。材料が足りなかったのか、材料をケチるためなのかは不明ですが、目地底にバックアップ材が詰め込まれています。本来バックアップ材は目地深さを調整する副資材ですが、こういった使われ方をされるケースがあります。
バックアップ材が詰め込まれることで、コーキングの厚みが薄膜になり、極端に劣化が早まってしまいます。2〜3mm程度の厚みであった場合、3年ほどで劣化の症状が出ると思います。この場合は施工不良になるので、元請けに早期に相談することをおすすめします。
ケース②コーキングの拭き取りが甘い
施工不良というよりは、不注意と確認不足で発生します。
コーキング工事の際に、サイディングに付着してしまったコーキングを拭き取り切れなかった場合、サイディングにコーキングが薄膜で残ってしまうことがあります。
白系のサイディングの場合、白化しても目立たないのでスルーされますが、黒系や茶系のサイディングであった場合、その箇所だけ白くなるのですぐに発見されます。
再度拭き取りで取れないこともあり、タッチアップ(外壁の塗料)で目立たなくするか、範囲が広い場合は、張り替えも視野に入れつつ、元請けへ相談しましょう。
まとめ
・コーキングの剥離、目地切れは早急な補修工事が必要
・コーキングの白化、ひび割れは外壁リフォームの検討
リフォーム会社選びは慎重にしましょう。まずは相見積もりとって、比較しましょう。
わからないところや納得いかない点は、リフォーム会社にバンバン質問しましょう。
でもどうやって業者を探せばいいの?
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外壁塗装をするなら地域相場の把握は絶対条件といっても過言ではありません。
残念なことですが、外壁塗装業の業界では、いまだにぼったくり業者は存在します。
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