戸建ての購入を検討しているのだけれど、建売で後悔しないかな?
建売で後悔したくないから、ちょっと無理してでも注文住宅で建てるべき?
マイホームは間違いなく人生で一番大きな買い物です。
子どもが大きくなるにつれて、戸建てに住みたいという気持ちはどんどん膨らんでいきますよね。
そんな中、SNSを見ていると家づくりで失敗したと呟いている人も少なくありません。
今回は、建売に住み始めて3年経過した筆者が、体験談を交えて建売の「よかったこと」「デメリット」を解説します。
合わせて、デメリットを防ぐにはどうすべきだったのかも紹介していきます。
この記事を読んでわかること
- 建売に住んだ人の体験談を聞くことができる
- 建売、注文住宅のどちらが自分に向いているかわかる
- 建売を買うことへの抵抗がやわらぐ(先にリスクを知れるから)
【体験談】建売住宅にしてよかったこと3選
建売はやめとけ。
建売は恥ずかしい。
建売は貧乏だ。
年配の方でこのような偏見を持った考え方の人は少なくありません。
わたし自身家の購入を上司に相談したとき
建売を買うの?注文の方が見栄えがいいよ(ステータスとしても)
といわれたことがあります。
建売が「恥ずかしい」とか「デメリットが多い」といわれるワケについてはこちらの記事を参考にしてください。
ですが、実際に住みはじめると意外と建売でよかった!と実感することは多々あります。
今回はその中でもよかったことを3つお伝えします。
1.周辺の土地、物件価格と比べて格安だった
建売と注文住宅を比較すると、価格差では建売に軍配が上がります。
わたしの場合、「ポスト投函チラシ」で発見した物件だったので、それほど広告費が上乗せされていなかったのが、安かった理由だと思います。
このように、広告宣伝費のあまりかかっていない物件はコストが抑えられているので比較的安価な場合が多いのです。
周辺に売り出されている家と比較して、土地と建物を含めて20%程安く購入できたのは建売のメリットだと思います。
2.こだわっていないので妥協できる(リメイクしやすい)
建売のメリットは、内装や間取りを決める手間がないこと。
生活する上でのこだわりがない人からすると、建売のメリットだといえます。
また、住みはじめてからも自分で決めた内装ではないので、気持ち的にDIYがしやすいです。
仮に注文住宅で「こだわった箇所」が住みはじめてから「不便」だった場合、後悔も大きいでしょう。
3.住みやすい間取りになっている
一般的に、建売住宅の間取りは、多くの人が住みやすいように設計されています。
なぜなら不動産開発会社などが市場調査や顧客の要望を分析し、それに基づいて間取りを設計しているからです。
また、建売住宅は、設計や建設において効率性を重視しています。
そのため、一般的な家族構成やライフスタイルに合わせた間取りを採用することが多く、住みやすいと感じるのです。
ただし、すべての建売住宅が完璧に住みやすいとは限りません。
好みやライフスタイルに合わない場合もあるため、実際に内覧できる場合には確認することをおすすめします。
建売についてもっと詳しく知りたい方はこちらのまとめ記事を参考にしてください。
【体験談】建売のデメリットだと感じた3つのこと
まずネットで調べた「建売に住んで後悔していること」をまとめました。
- 自分たちのライフスタイルに合わない。
- 思ったよりも品質が低く、修理やメンテナンスにお金と時間がかかる。
- 新築であるにもかかわらず、すでに建物の劣化が進んでいた。
- 不動産市場での価値が低かったため、転居や売却ができない。
- 間取りが自分たちのニーズに合わず、早々に改装する羽目になった。
- 建設中に予定された完成時期よりも遅れ、入居が遅れた。(売建の場合)
- ロケーションが通勤・通学に不便だった。
- デザインが周辺の景観や街並みと調和しない。
- 将来的な収入増加を見込んで選んだため、経済的に負担が大きい。
後悔はそれぞれのライフスタイルによって変わってくると思います。
ここからは、筆者が実際に建売に住んでみてデメリットだと感じた点を解説します。
1.横の家との間隔が狭い
都会の場合、狭小地に建てていることが多いので、隣接する家との間隔が狭いのはデメリットといえます。
我が家の場合、下記のような悩みがあります。
- 窓を開けていると隣接する家のTVの音が聞こえる
- 窓を開けていると近隣の作るご飯の匂いなどが入ってくる
- 隣接する家にある木の木の葉がベランダに入ってくる
慣れてしまえばなんてことありませんが、家が近すぎるとこちらも物音などに気づかってしまいます。
狭小地に立ち並ぶ分譲地などには、特に注意が必要でしょう。
2.劣化や不具合がでてくる
建売に限ったことではないかもしれませんが、不具合や劣化が気になってきます。
家づくりにこだわっていないからこそ、住む前に発見できなかった不具合に後から気づくことになるのです。
- クロスに隙間ができる
- 窓などパッキンが外れていく
- 不自然な方向に開く棚
- 逆に取り付けられた下駄箱
生活に支障をきたすような不具合や劣化ではないですが、気になる人は多いはず。
「住宅ってそんなもの」
このように割り切っているので大きなダメージにはなりません。
住宅業界で働いている方ほど、大抵はあきらめるのではないでしょうか。
ですが、仮にこだわって作った注文住宅だと激動しそうですね。
3.安っぽさを感じる
「数を売って利益を出す」ローコストビルダーは、ランクの低い建材を使うことが多いです。
例えば壁一つとっても厚み金額が大きく異なってきます。
壁の厚みが薄いと、デザインが単調になります。
引き渡し当初は「シンプルなのがいい」と感じますが、時間が経つに連れて「質素」に見えてくるのです。
また、安いものは実際に劣化や汚れるのも早いので、外観を気にする方は費用負担が増えますが、グレードアップすることをおすすめします。
デメリットを回避するには
ここまで紹介した3つの建売のデメリットを回避するには「注文住宅」を検討することです。
家づくりに必要な「見積もり」「土地探し」「間取り設計」「元請探し」をサポートしてくれるサービスです。
わたし自身、建売を購入した後にこのサービスを知って、かなり後悔しています。
家探しにおいて「建売」限定で探すのはリスクがあり、損する確率が高いことを身をもって痛感しました。
無料で利用できるので、「やっぱりなんか違うな」と感じたら、お断りすればOK。
ノーリスクで情報を得られるのでやらない理由が見つかりません。
前項で紹介したデメリットがなぜ注文住宅で解消できるかを下記にまとめました。
解消できる悩み | 回避するための方法 |
隣接する住宅との感覚 | 1.土地探しの時点で考えておく 2.打ち合わせ時に担当者に伝えておく |
劣化や不具合 | 1.引き渡し前に細かくチェックする。(もしくは第三者機関に委託する) 2.劣化しやすいものはグレードアップする |
安っぽさ | 1.気になる箇所は多少費用がかかってもグレードアップする 2.文住宅ならこだわるところを明確にして、部分的な調整ができる |
まずはコストにどれだけ差があるのか、見積もりを取得するところからはじめてみましょう。
【体験談】3年間住んだ建売の総評
実際に建売に住んでよかったこととデメリットは以下の通りです。
よかったこと
- コストを抑えることができた
- こだわりがないのでDIYしやすい
- はじめから住みやすい間取りになっている
デメリット
- 隣接している家との間隔が狭すぎる
- 劣化や不具合が出てくる
- 安っぽく見える
これらを踏まえた建売の後悔は、下記記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
家づくりで後悔したくない人は注文住宅をおすすめします。