遠目では気づかなかったけど、近くでみると壁が浮いてた...
サイディングってこんなに反るの?反りすぎてコーキングが切れていたんだけど…
もしこんな状況であれば、迅速な補修対応が必要です。
また、新築から数年経っているのであれば、一度自分で調べてみることをおすすめします。
サイディングボードの反りや浮きは、意識して見ないと気づきにくい現象です。
早期発見であれば大掛かりな工事も必要なく、補修費用は安く抑えられます。
この記事を読むことで、反りや浮きによる大事故を防ぐことが可能です。
また、すでに反りや浮きが発生してしまっている場合、適正な工事と費用相場を知ることができ、高額な補修費用請求をのがれることができるかもしれません。
サイディングボードの反りや浮き補修費用の相場
劣化状況によって補修方法が異なります。
軽微であれば数万円、ひどい場合サイディングの全面張り替えが必要です。
下の表に、工事別に費用相場をまとめました。
費用・相場 | 工期 | サイディングの劣化具合 | |
---|---|---|---|
ビス留め.釘打ち | 1〜2万円 | 1日 | 小 |
サイディングの部分張り替え | 5000〜1万円/1枚 | 1〜3日 | 中 |
サイディングの全面張り替え | 150万円〜300万円以上 | 2週間以上 | 大 |
ビス止め.釘打ち
手で押して戻る程度の反りや浮きの場合、ビス留めと釘打ちで対応できます。
このような早期発見ができた場合、補修費用は1〜2万円で収まります。
ですが、反りや浮きの原因を特定しなければ、再発の可能性があるでしょう。
部分張り替え
ビス止めや釘打ちで対応できそうにない場合、部分的な張り替えを行います。
既存の劣化したサイディングを剥がし、新しいサイディングを張り、コーキングをします。
サイディング1枚あたりの補修費用は5000円〜1万円です。
部分的な張り替えが必要なほどの反りや浮きが確認された場合、家全体が劣化している可能性があります。
全体を検査してもらい、コーキングやサイディングの劣化状況に応じて対応を考えましょう。
全面張り替え
張り替えには150万円〜300万円以上の費用が発生します
外壁の耐久性にもよりますが、20〜30年メンテナンスを行ってこなかった場合、外壁の劣化がかなり進行しています。
また、下地にも問題が発生しているケースもあるので全面張り替えをおすすめします。
このような高額な工事を防ぐためには、外壁の定期的なメンテナンスが必要です。
サイディングの反りや浮きの発生原因
前項でも軽く触れていますが、サイディングの反りや浮きが発生する原因について見ていきましょう。
主な原因は2つになります。
サイディング表面の劣化による吸水
サイディング板の表面は、もともと塗装されており、汚れなどがつきにくいようにコーティングされています。
メーカーによって効果はさまざまですが、雨水を弾く効果(防水効果)を持っているのが一般的です。
しかし、紫外線などで劣化が促進され、この効果がどんどんなくなってしまうのです。
結果、サイディング表面から水分を吸収してしまうのです。
吸水と乾燥を繰り返すことで、サイディング表面側で膨張と収縮が繰り返され、反りや浮きが発生してしまします。
コーキング切れや剥離箇所による雨水の侵入
コーキング切れや剥離箇所から、サイディングの内側へ雨水が侵入します。
サイディング表面には塗装がなされていますが、裏面や小口には塗装されていません。
こちらも吸水と乾燥を繰り返すことで、サイディングの反りや浮きが発生するのです。
サイディングの反りや浮き予防
サイディングの反りや浮きを予防するには定期的な洗浄やメンテナンスが必要です。
手間はかかりますが、反りや浮きが放置して高額な工事費用を払うことを考えるとやるべきですよね。
ここからは代表的な予防法を2つご紹介します。
定期点検と洗浄
反りや浮きの初期段階は、よく見なければ発見は困難です。
初期段階であれば、ビス止めや釘打ちで対応できるので早期発見が必要不可欠です。
また、外壁は毎日雨風や紫外線などによってダメージをうけており、立地環境によってはカビや苔が繁殖することもあります。
外壁の汚れを放置していると、外壁が劣化が加速され、耐久性が落ちてしまいます。
こうなると、反りや浮きの発生リスクが一気に高くなってしまうのです。
定期的な点検はもちろんのこと、外壁洗浄もを定期的に行いましょう。
定期メンテナンス(塗装工事)
定期点検と洗浄を行っていると、最適な塗装工事のタイミングがわかります。
外壁表面のチョーキング(白化)やコーキング劣化など、塗り替えサインを見極めましょう。
外壁洗浄を業者に依頼していた場合、最適な塗り替え時期をお知らせしてくれるでしょう。
反りや浮きが発生する前に塗装工事をすることで、サイディング表面やコーキングの防水機能が復活し、より外壁を長持ちさせることができます。
サイディングの反りや浮きを自宅で発見!補修依頼時の注意点
自宅で、サイディングの反りや浮きを発見した場合、早急な対応が必要ですが焦りは禁物です。
もし補修を依頼したのが悪徳業者であった場合、高額な工事費用を請求されるかもしれません。
適正な費用と工事を把握するためにも相見積もりは必要です。
まずは、2〜3社の業者に現場状況を確認してもらい、見積を依頼しましょう。
反りや浮きには何かしらの原因があるはずです。
しっかりと見極め、わかりやすく説明してくれる業者を選ぶのがポイントです。
まとめ
サイディングの反りや浮きの補修方法別の費用相場は表の通りです。
費用・相場 | 工期 | サイディングの劣化具合 | |
---|---|---|---|
ビス留め.釘打ち | 1〜2万円 | 1日 | 小 |
サイディングの部分張り替え | 5000〜1万円/1枚 | 1〜3日 | 中 |
サイディングの全面張り替え | 150万円〜300万円以上 | 2週間以上 | 大 |
劣化具合のよって適正な補修方法を選ぶことが大切です。
反りや浮きの発生原因は、サイディングやコーキングの劣化によるものです。
定期的な点検、洗浄、塗り替え工事を行うことで発生リスクを下げることができます。
もし、自宅で反りや浮きを発見した場合も焦らず、業者は慎重に選びましょう。
相見積もりをとることで相場や適正工事がわかります。
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外壁塗装をするなら地域相場の把握は絶対条件といっても過言ではありません。
残念なことですが、外壁塗装業の業界では、いまだにぼったくり業者は存在します。
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