建売でいい物件を見つけたけれど、リビングが狭いのが唯一の欠点。買うべきかな?
内見した感じだと広く感じたけど...14畳のLDKはやっぱり狭い?
結論、建売物件の内覧時はそれほど狭いと感じなかったリビングも、家具や家電を配置すると狭く感じます。
基本的に、内装は白の壁紙が多く、何もない状態だと空間が広く感じます。
もちろん、家具配置や大きさなどを考慮することで、多少の改善は可能です。
私自身、建売に住みはじめた当初に配置していた家具は、5年で半分以上買い替えました。
本記事では、狭いリビングで後悔しないためのポイントや部屋を広く見せるコツを紹介しています。
本記事を読むことで、一生に一度のマイホーム購入で後悔しなくなります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
建売のリビングは狭い?何畳必要なのか
結論、狭い場合もあるし、広く感じることもある。
あいまいな回答ですが、最適な広さは人によって異なります。
下記のようなデータがあります。
引用:実例323軒の人気間取りを発表!<第1回リビング編(吹き抜け・畳スペース)>
4人家族なら、ゆったりと過ごすためには、16畳以上は必要と感じる人が多いようです。
では、一般的に狭いといわれる14畳のLDKから20畳LDKの詳細を見てみましょう。
14畳LDK
一般的に狭いとされるのが、14畳のLDK。
一般的な内訳は下記の通りです。
- リビング(L)6〜7畳
- ダイニング(D)4〜5畳
- キッチン(K)3〜4畳
キッチンには3.5畳以上は必要なので、リビングダイニングで10畳程度になります。
3人暮らしまでであれば、割と快適に過ごせますが、4人暮らしだと多少狭く感じるでしょう。
特に、お子様が小さいときはいいですが、大きくなると窮屈に感じます。
また、家具や収納は最低限にする必要があります。
16畳LDK
平均的なLDKの広さは16畳。
一般的な内訳は下記の通りです。
- リビング(L)7〜8畳
- ダイニング(D)4〜5畳
- キッチン(K)3〜4畳
リビングダイニングで12畳程度確保できるので、14畳と比べてゆったりしています。
4人暮らしにちょうどいい広さですが、5人暮らしだと狭く感じるでしょう。
ですが、工夫次第でストレスなく過ごせます。
20畳LDK
20畳のLDKがあれば、ある程度大きな家具もレイアウトに組み入れられるでしょう。
一般的な内訳は下記の通りです。
- リビング(L)8〜10畳
- ダイニング(D)5〜6畳
- キッチン(K)4〜5畳
リビングダインングで16畳もあれば、4人暮らしでゆったり、5人暮らしでもストレスなく過ごせます。
広くなる難点としては、掃除が面倒なのがあげられます。
建売の狭いリビングのレイアウト
シンプルにすっきりとしたレイアウト(14畳LDK)
大きな窓で光を取り入れて広さを演出(16畳LDK)
壁を使ったインテリアでおしゃれに(16畳LDK)
建売の狭いリビングの3つの後悔
わたしの家のLDK16畳で、キッチンを広めにとっているのでリビングダイニングは11畳程度です。
住みはじめて5年経ちますが、実際に過ごしてみて、狭いリビングで後悔していることを3つ紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
お客さんを呼びづらい
せいぜい呼べて大人2、3人です。
一度にそれ以上のお客さんを呼ぶと窮屈でゆっくりできません。
1年に数回、子どものお祝いなどでお互いの両親を呼ぶことがありますが、大人6人、子ども3人になるので、わたしの定位置はキッチンです。
ゴロゴロできない
ある程度のスペースが欲しいので、こたつは置いていません。
3人目の子どもが生まれてからソファも撤去したので、ゴロゴロするスペースがないのが現状です。
今は別の階に自分の部屋があるのでいいですが、いずれ子ども部屋になる予定。
余談ですが、狭いくせに60インチのテレビを購入してしまっているので、ゴロゴロしながらの大画面はちょっと首が疲れてしまいます。
収納が少ない
部屋が狭く、収納家具を置くことができないので、収納スペースが少ないのも面倒です。
頻繁につかものはキッチン横のクローゼットに収めていますが、それ以外は別の階。
狭小地の3階建てなので、上り下りが辛いと感じています。
メリットとしては、収納がない分余計なものを買わないので、節約になるし、片付けが楽なことですね。
建売の狭いLDKを広く見せる方法5選
ここからは、狭いLDKを広く見せるコツを紹介します。
我が家は極力家具を減らして、物理的にスペースを確保していますが、今回紹介するコツは視覚的に広く感じる対策です。
誰でも簡単に取り入れることができるので、妥協して狭いLDKの建売を購入した方、購入する方に有益な情報です!
- 配色を統一する
- カーテンは淡色かロールカーテンにする
- 家具は低いもので線の細いものを選ぶ
- 床面積を広くとる
- 窓をふさがない
では、一つづつみていきましょう。
配色を統一する
白や黒、木目や石目調など、いろんな色や柄を取り入れると、部屋全体がごちゃっとしてしまい狭く見えてしまいます。
できれば、膨張色の「白」で統一し、木目を取り入れる場合も淡い色をチョイスするといいでしょう。
清潔感のあるすっきりとした印象の空間で広く感じることができます。
カーテンは淡色かロールカーテンにする
淡い色のカーテンを取り入れることで、ふんわりとした印象の部屋になり、狭く感じにくくなります。
ちなみに我が家は薄緑のカーテンで、自然の風合いを出しています。
また、壁と同色のロールカーテンを取り入れれば、視覚的にも物理的にもすっきりとした印象になります。
家具は低いもので線の細いものを選ぶ
家具は極力背の低いものを選ぶと視界が開けて部屋が広く感じます。
どうしても背の高い家具を置くなら、入り口付近の死角におくといいでしょう。
また椅子やテーブルなどは足の細いものを選ぶと、視線が抜けて奥行きがでるので狭く感じにくくなります。
また、掃除機もかけやすくなるメリットもあります。
床面積を広くとる
床面積を広くとることで、統一感がでて広く感じます。
例えば、冬場に床が寒くてリビングやダイニングにラグを敷くとします。
柄にもよりますが、ごちゃっとした印象になり、圧迫感が出てしまうのです。
フローリングであれば、ラグなしで床暖などで対応できれば最高ですね。
窓をふさがない
窓は圧迫感を防げる最高のアイテムです。
日中は光を取り入れられるし、カーテンを開ければ外の風景が広がります。
家具やインテリアなどで防いでしまうと台無しです。
できれば、入り口から窓までの直線に障害物をおかないようにするのがいいでしょう。
これから家を建てる人がすべき対策
最後に、これから家を建てる人ができる対策を紹介します。
実は我が家はいわゆる「売建」で、建売の家が立つ前に売られていた物件を購入しました。
間取りは決まっていたものの、部屋のレイアウトを多少変更することができたのです。
そこで部屋を広くするために依頼した対策は下記の2つ。
- 天井を高くする
- 窓の数を増やした
天井を少し高くして、空間をひろげました。
さらに、窓の数を増やし、できる限り外の明かりを取り込めるようにしました。
もし、この2つをしていなければ、今よりももっとリビングを窮屈に感じていたことでしょう。
これからリビングの狭い売建物件を購入しようとしている方や狭い土地に家を建てようと思っている方はぜひ参考にしてください。
また、下記記事にて玄関が狭い物件の対策についても解説していますので参考にしてみてください。
【まとめ】後悔しないために自分に合った広さを
建売のリビングやLDKが狭いと感じるのは人によって異なります。
例えば、ミニマリストの夫婦が20畳のLDKに住むのは広すぎますよね。
逆に、8人以上の大家族だと20畳のLDKでは狭すぎます。
ご自身の家族構成や将来のライフプランに合わせて、調整するのがいいでしょう。
建売の場合、間取りは決められており、必要な広さの物件を探さなければならないですが、注文住宅であれば自由に設計することができます。
一生に一度のマイホーム購入で後悔はしたくないですよね。
建売物件だけに固執するのではなく、一度注文住宅も視野に入れて検討してみてはいかがでしょうか。
家づくりに必要な「見積もり」「土地探し」「間取り設計」「元請探し」をサポートしてくれるサービスです。
わたし自身、建売を購入した後にこのサービスを知って、かなり後悔しています。
家探しにおいて「建売」限定で探すのはリスクがあり、損する確率が高いことを身をもって痛感しました。
無料で利用できるので、「やっぱりなんか違うな」と感じたら、お断りすればOK。
ノーリスクで情報を得られるのでやらない理由が見つかりません。