外壁にひび割れを見つけたとき、

これって大丈夫?

直さなきゃダメかな?
と不安になる方も多いのではないでしょうか。
小さなひびでも、放置すれば雨水の侵入や家の劣化を招くおそれがあるため、適切なタイミングで補修することが大切です。
この記事では、以下についてまとめました。
- 外壁のひび割れに気づいたときに知っておきたいこと
- 原因や種類
- 補修が必要なタイミング
- DIYでできることとプロに任せた方がいいケース
- おおよその費用
ご自宅の状態と照らし合わせながら、参考にしていただけたら嬉しいです。
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外壁のひび割れはなぜ起こる?原因を解説

外壁にひび割れが生じる原因はひとつではなく、いくつかの要素が複合的に関係していることが多くあります。
ここでは、よく見られる4つの代表的な原因を解説します。
経年劣化
建物は時間の経過とともに自然に劣化します。
紫外線や風雨の影響で外壁の塗膜が劣化し、保護機能が弱まると、表面に細かいひびが入ります。
とくにモルタル壁ではヘアクラックと呼ばれる表層のひび割れが起きることも。
築10年以上経過している住宅は、こうした経年劣化が原因のひび割れが発生する可能性がグンと高くなります。
地震や地盤沈下
日本は地震が多い国であり、建物に地震の揺れが加わると、外壁にも応力がかかってひび割れが生じることがあります。
また、地盤沈下や地盤のゆるみがあると、家屋全体が傾いたり、部分的に力が集中してひびが入ることも。
地震後には外壁を重点的に確認することが重要。プロの業者に見てもらうのもおすすめです。
施工不良
主な原因は、固定の不備による浮きや反り、シーリング材の施工不良、下地処理の不足です。
対策としては、保証期間を確認し、施工業者へ連絡。対応に不満がある場合は第三者機関に相談を。
原因が特定できない場合は、専門家による診断を受けるのが安心です。
外壁材の収縮や乾燥
モルタルや一部のサイディング材は、乾燥時に収縮する性質を持っています。
施工後にしっかりと乾燥させなかったり、急激な温度変化によって伸縮が起きると、外壁に細かいひび割れが発生します。
これを乾燥クラックと呼びます。たとえ浅いひびでも、水が染み込むと内部劣化につながるため、注意しましょう。
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補修が必要なひび割れとそうでないものの違いとは?

すべてのひび割れが緊急の補修対象というわけではありません。まずはひびの種類や状態を見極め、補修の必要性を判断しましょう。
ヘアクラックと構造クラックの違い
ヘアクラックとは、0.3mm未満の髪の毛のように細いひび割れで、塗膜の劣化や乾燥収縮が原因。
外壁表面にしか影響がないため、すぐに雨水が浸入することは少なく、緊急性は低いとされます。
一方、構造クラック(0.3mm以上の深いひび)は、建物の構造部分にまで影響を及ぼす可能性があるため、早急な補修が必要です。
幅と深さのチェックが判断のカギとなります。
緊急性の目安(幅・深さ・場所)
ひびの幅が0.3mmを超えている、深さがある、縦や斜め方向に走っている、窓の角や基礎周りなど水が溜まりやすい場所にあるクラックは要注意。
室内の雨染みやカビ、壁紙の浮きなどがあれば、水の侵入が疑われます。
こうした症状がある場合は放置せず、すぐに専門業者に見てもらいましょう。
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補修すべきタイミングはいつ?見逃しがちなサイン

ひび割れがあるだけでは、補修が必要かどうか判断しにくいこともあります。補修を検討すべきサインを3つ見てみましょう。
雨漏りやカビの発生
外壁のひび割れを通して雨水が浸入すると、室内で雨漏りが発生します。
天井や壁に水染みができたり、押し入れや壁裏でカビが繁殖している場合は、すでに外壁の防水性が失われている証拠。
こうした症状は目に見えない場所での劣化が進んでいる可能性もあるため、早急に対応する必要があります。
ひびの拡大
小さなひびでも、時間とともに広がっていくようであれば、補修のタイミング。
季節の変化や建物の揺れによって、クラックが伸びたり深くなっていくケースは珍しくありません。

以前より目立ってきた
と感じたら補修のサインです。
塗装の浮きや剥がれとの併発
外壁にひびが入ると、そこから水分が侵入して塗装の膨れや剥がれ、チョーキング現象(粉吹き)などが起きやすくなります。
これらがどちらも発生している場合は、外壁全体の劣化が進行している可能性が高いので、部分的な補修ではなく、全体の塗り替えや下地補修が必要です。
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外壁ひび割れはDIYで直せる?プロに頼むべきケースは?


これくらいなら自分で直せるかな?
と思う方も多いですが、ひび割れは、DIYが可能なケースとそうでないケースの見極めが重要です。
DIY可能なケース(浅いクラック、小面積)
ヘアクラックのように浅くて幅が狭く、しかも地面に近い場所にあるクラックであれば、DIY用の補修材で対応可能。
ホームセンターで売られている外壁用パテやシーリング材を使えば、一時的な防水処理ができます。
ただし、見た目や耐久性はプロの施工に劣ることを理解しておきましょう。
プロに頼むべきケース(深いひび、構造に関わる、足場が必要)
構造クラックや2階以上の高所にあるひび割れは、自分で手を出すのは危険ですし、正しい補修ができない可能性が高いです。
原因が構造上の問題にある場合、表面だけを補修しても根本的な解決にはなりません。
無料診断サービスを活用して、信頼できるプロに相談しましょう。
費用相場の目安(簡易補修、本格補修)
外壁ひび割れの補修費用は、方法と面積によって大きく異なります。
また、外壁が劣化でひび割れている場合、外壁の隙間にあるシーリング材も劣化している可能性があります。
以下に費用をまとめたので、参考にしてみてください。
補修内容 | 単価目安 |
---|---|
軽微なヘアクラック補修 | 約1,000〜5,000円/箇所 |
構造クラック補修(樹脂注入など) | 約10,000〜30,000円/箇所 |
シーリング打ち増し | 約500〜900円/m |
シーリング打ち替え | 約900〜1,200円/m |
足場設置費(必要な場合) | 約700〜1,000円/㎡ |
外壁塗装(全体補修時) | 約2,000〜3,000円/㎡ |
状態によっては、外壁全体のリフォームが必要になるケースもあるため、複数社から見積もりを取って比較することが大切です。
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まとめ|早めの補修が家の寿命を伸ばすカギ

外壁のひび割れは、見た目の問題だけでなく、住まいの耐久性や快適性に大きく関わる重要なポイント。
適切なタイミングで補修を行うことで、建物の寿命を延ばし、大規模修繕のリスクを減らすことができます。
迷ったらプロに相談を
ひびの状態を見ただけでは、素人判断で危険度を見極めるのは難しいものです。

放置しても大丈夫かな?
と悩んだら、まずはプロに相談して診断を受けるのが一番確実です。
無料点検サービスなどの活用もおすすめ
近年では、外壁の無料診断を行うリフォーム業者や、一括見積もりサービスも充実。
複数の業者から意見をもらえば、費用や補修内容の比較もできるので安心です。
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