外壁リフォームの費用ってどのくらいかかるのかしら?
外壁リフォームって種類がいくつかあるらしいのだけれど、どの工事が適正なの?
外壁リフォームといっても、塗装工事だけではありません。
「コーキング工事のみ」「重ね張り(カバー工法)」「張り替え」とさまざまです。
築年数や劣化状況、今後どのくらい家を長持ちさせたいのかで、工事内容が変わってきます。
外壁リフォームって種類がいくつかあるらしいのだけれど、どの工事が適正なの?
将来は息子夫婦が住む予定だから、塗装工事ではなく、張り替え工事にするべきだったなぁ…
うちは付帯が多いから、重ね張り工事は向いていなかったのか。通りで工事費用が高額だと思ったんだ…
本記事を読むことで、このような失敗がなくなることでしょう。
それでは各工事ごとに詳細をみていきましょう。
外壁リフォーム工事別費用比較
費用相場 | 劣化状況 | 耐用年数 | 目安工事期間 | |
外壁コーキングのみ補修 | 40万円〜60万円 | コーキング劣化 | 5〜10年 | 1週間 |
外壁塗装 | 70万円〜180万円 | コーキング劣化外壁劣化(小) | 10〜20年 | 2週間〜3週間 |
外壁重ね張り(カバー工法) | 130万円〜230万円 | コーキング劣化外壁劣化(中) | 20〜25年 | 2週間〜3週間 |
外壁張り替え | 150万円〜300万円以上 | コーキング劣化外壁劣化(大) | 15〜25年 | 2週間〜1ヶ月 |
劣化状況や工事内容によって、費用が大きくかわってきます。
表にはありませんが、部分補修であれば数万円で収まる工事もあるんです。
一方で、300万円以上の費用がかかる高額な工事もあります。
それぞれ詳細をみていきましょう。
コーキング工事のみ
引き渡しから3年程で発生したコーキングのクレームは、施工の問題の場合が多いため、元請にいえば無償で対応してくれることがあります。
ですが、引き渡しから5.6年以上経っている場合、補修費用が発生することは覚悟しておきましょう。
コーキング工事のみの費用・相場
家の大きさによって異なりますが、おおよそ40万円〜60万円ほどの費用が発生します。
コーキング工事費用のざっくりとした内訳は
- コーキング撤去打ち替え工事
- コーキング増し打ち工事
- 材料費
- 諸経費
- 足場費用
総額の半分近くは足場費用になります。
どうせ足場を建てるなら、外壁塗装、屋根塗装もしてしまった方が費用は抑えることができますが、外壁に全く劣化が見られない場合、必要はないです。
外壁が綺麗なうちにクリア塗装でコーティングしてしまいましょう!
という謳い文句の訪問販売もあるので、注意しましょう。
コーキング工事のみのメリット
・費用が安価
・長寿命のコーキング(塗装可のコーキング)を指定すれば、次回塗装時に打ち替え不要
コーキング工事のみのデメリット
・次回の塗装時にも足場が必要なので二重に費用がかかる
どんなコーキングで施工される?
コーキングには種類がたくさんあります。極端に費用が高かったり、安かったりする場合は要チェック!できればどのメーカーのどの製品を使うか確認して、ネットで調べよう!
外壁塗装
外壁リフォームの中で最も多いのが塗装工事です。
アクリル、シリコン、ウレタン、フッ素など、塗料の種類はさまざまです。
目安としては10年の耐用年数のものが一般的。
高価な長寿命の塗料を使用すると、30年寿命のものまであります。
外壁塗装の費用・相場
費用は70万円〜150万円と幅広くなっています。
また、塗料の種類や耐用年数によって、費用が異なってきます。
外壁塗装の工事の内訳は
- 足場
- 洗浄
- コーキング
- 外壁塗装(下塗り.中塗り.上塗り)
- 材料代
- 諸経費
- 産業廃棄物処理代
外壁塗装のメリット
・比較的安価にできる
・見た目と防水性能が復活する
・塗料によっては遮熱や断熱効果を付与することができる
外壁塗装のデメリット
・外壁内側の改善はできない
・外壁の劣化状況がひどいと塗装できない場合がある
外壁塗装については下記記事にて詳しく解説しています。
外壁重ね貼り(カバー工法)
既存の外壁の上からサイディングを貼る工法。
窯業系サイディングや金属サイディングが使用されるのが一般的です。
既存の外壁の撤去が必要ないため、張り替えと比較して工期や手間代を抑えることができます。
下地の劣化状況がひどい場合、張り替え工事を勧められることがあります。
外壁重ね貼り(カバー工法)の費用・相場
選ぶサイディングによって費用が上下しますが、130万円〜230万円が相場でしょう。
サイディングは厚みや表面の塗膜の耐久性など種類がさまざまです。
外壁重ね貼り(カバー工法)のメリット
・まるで新築のような仕上がり
・既存の外壁を撤去しないので工期が短い
・外壁が2重になるので断熱効果が期待できる
外壁重ね貼り(カバー工法)のデメリット
・総重量が重くなる
外壁張り替え
外壁リフォーム方法の中では一番大掛かりな工事になります。
既存の外壁を剥がすのと同時に、下地や断熱材の状況を隅々まで確認できます。
外壁張り替えの費用・相場
150万円〜300万円
選ぶサイディングによって費用が上下します。
サイディングは厚みや表面の塗膜の耐久性など種類がさまざまです。
外壁張り替えのメリット
・まるで新築のような仕上がり
・防水紙などの下地材も状況によってリフォームできる
・軽いサイディングにすれば、耐震性能が高まる
外壁張り替えのデメリット
・大規模な工事になるので、工期と費用がかさむ
・廃材処理費用がかかる
アスベストを含むサイディングが使われていた場合、処理費用が高くなります。
まとめ
費用相場 | 劣化状況 | 耐用年数 | 目安工事期間 | |
外壁コーキングのみ補修 | 40万円〜60万円 | コーキング劣化 | 5〜10年 | 1週間 |
外壁塗装 | 70万円〜180万円 | コーキング劣化外壁劣化(小) | 10〜20年 | 2週間〜3週間 |
外壁重ね張り(カバー工法) | 130万円〜230万円 | コーキング劣化外壁劣化(中) | 20〜25年 | 2週間〜3週間 |
外壁張り替え | 150万円〜300万円以上 | コーキング劣化外壁劣化(大) | 15〜25年 | 2週間〜1ヶ月 |
家の劣化状況に合わせた補修方法を選びましょう。
ですが、素人目線ではなかなかに判断が難しですよね。
相見積もりをとることで、相場と最適工事を把握しましょう。
業者に相談することで、納得のいく理由が見つかるかもしれません。
くれぐれも、訪問販売などのセールストークにはお気をつけください。
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外壁塗装をするなら地域相場の把握は絶対条件といっても過言ではありません。
残念なことですが、外壁塗装業の業界では、いまだにぼったくり業者は存在します。
被害にあわないためにも、外壁塗装の地域相場を知っておく必要があるんだね!
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