外壁にひび割れを見つけた...。これってすぐに直さないとダメ?放置したらどうなる?
自分で補修できないかな?DIYに挑戦!
補修費用ってどれくらいかかる?どうせなら全体を塗装した方がいい?
外壁のひび割れを見つけたときって絶望しますよね。
高額な補修費用がかかるかも...と不安にもなります。
外壁のひび割れは、注意してみないと気づかない細いものから、何かをぶつけられたかのような大きなひび割れまで、程度はさまざまです。
本記事では、ひび割れの程度ごとの補修方法や放置した場合の影響、補修費用相場や災害による損害に適用できる保険について解説します。
保険の適用ができれば、ひび割れの補修費用を無料にできるかもしれませんよ!
家の外壁 ひび割れの種類と緊急度
ひび割れは、外壁材とコーキングの両方に発生します。
外壁材については、サイディングとモルタル壁の2種類を別々に解説します。
緊急度を1〜5に設定し、数字が大きいほど緊急度が高いひび割れとします。
サイディングのひび割れ
サイディングがひび割れする原因は2つ考えられます。
経年劣化(緊急度)
紫外線による影響で、サイディング表面の塗膜が劣化していきます。
表面の保護がなくなったサイディングは、雨水を多く含むことで膨張、収縮の幅が大きくなります。
何度も繰り返されることで、サイディングが劣化し、ひび割れが発生します。
特に、釘打ちされている周辺から発生することが多いのです。
強い衝撃や揺れ
地震や台風、または台風によって飛ばされた飛来物の衝突などでもひび割れを起こす場合があります。
自然災害による損害は避けることができませんが、地震保険や火災保険で対応できる場合があります。
外壁コーキングのひび割れ
サイディングのひび割れと合わせてみておきたいのが、コーキングのひび割れです。
コーキング表面に発生するひび割れは、紫外線による影響が考えられます。
また、コーキングの厚みによって劣化の進行も変わってきます。
初期のひび割れの場合、表層のみの劣化であるため、防水性能に問題はありません。
ですが、劣化が進行するとひび割れが目地底まで到達してしまい、外壁内部に雨水が侵入する可能性があります。
モルタル壁のひび割れ
自然乾燥で発生する細かいひび割れから災害による大きなひび割れなどさまざまな症状があります。
サイディング同様、壁自体が膨張と収縮を繰り返し、紫外線によるダメージも受けているため、経年劣化でのひび割れも発生します。
外壁のひび割れを放置して起こること
外壁のひび割れを放置していると、下記のような症状につながります。
工事内容も複雑になり、補修費用も高額になるのでひび割れに気づいた時点で直すことをおすすめします。
外壁の劣化
サイディングの場合、本体が反ったり、浮いたりします。
最悪の場合、サイディングの重ね貼りや張り替えが必要になり、高額な補修工事になるのです。
モルタルの場合、水分を多く含み、膨張します。
結果的に膨らんだモルタルが崩落し、早急な補修工事が必要となります。
雨漏りや内部の腐食
内側に雨水が入ることで、場合によっては雨漏りする可能性があります。
また内部が湿潤し続けるため、カビの繁殖やシロアリが発生することもあります。
そのままにすると、内部腐食が進行し、住宅の寿命を縮めることになるのです。
外壁のひび割れ補修方法
さまざまなひび割れを解説しましたが、大きく分けると2つのひび割れに分けられます。ここからは、それぞれのひび割れの補修方法について解説します。
ヘアークラック
髪の毛のように細いひび割れのことを、「ヘアークラック」と呼びます。
ひび割れの幅0.3mm以下、深さ4mm以下がヘアークラックに当てはまります。
外壁やコーキング表面に起こるひび割れで、緊急度は高くありません。
ですが、放置しておくと劣化が進行していくため、経過観察または早めの塗装が必要です。
ひび割れが浅いため、塗装やパテ材の処理で補修可能です。
構造クラック
幅0.3mm上、深さ5mm以上のひび割れを「構造クラック」と呼びます。
外壁の内部までひび割れが起きている状態なので、早急な補修が必要となるため、緊急度は高いのです。
ヘアークラックの放置や地震などによる災害が原因で発生します。
ひび割れから内部に雨水が侵入する場合があるため、早期に補修をしましょう。
補修方法は「Uカット工法」を行います。
電動カッターでひび割れ箇所をU字型にカットします。
プライマーと呼ばれる接着性を高める保護材をカットした部分に塗布します。
コーキングを充填して、塗装をかけて完了です。
DIYで補修できる?
「補修費用を抑えるために、自分でやってみようかな」
ヘアークラックの補修であれば可能ですが、構造クラックは雨漏りリスクがあるため業者に依頼しましょう。
また、DIYでひび割れをDIYで補修する場合、以下のようなデメリットは覚悟しておきましょう。
デメリット
- 補修後が目立つ
- 補修しきれていない
- 材料や専用の道具が必要
- 高所のひび割れ補修は危険
せっかく費用を抑えるために行ったDIYが後々、大きな劣化につながるかもしれません。
外壁のひび割れの補修費用の相場
ひび割れの補修費用の相場は以下の通りです。
ひび割れの劣化症状や発生範囲によって、補修方法が異なります。
部分補修
工法によって金額は異なりますが、5000円程度からでしょう。
補修箇所が増えれば費用も多くかかってきます。
高所のひび割れ補修に足場が必要になった場合、十数万円の足場費用がかかるため、外壁塗装も同時に検討した方が良いかもしれません。
全体補修(外壁塗装)
ひび割れ箇所が多く、発生範囲が広い場合、塗装工事をしてしまいましょう。
広範囲にひび割れが発生しているということは、外壁の劣化がかなり進んでいると想定されるからです。
塗装工事には70万円以上の高額な費用が想定されるため、業者選びは慎重に行いましょう。
張り替え
ひび割れによる劣化がひどく、塗装工事では補修できないと判断された場合、新しいサイディングに張り替える必要があります。
家全体を張り替えるとなると150万円以上の費用が発生するため、そうなる前に塗装工事を早めに行うことをおすすめします。
ひび割れに火災保険の適用は可能?
自然災害による損害の場合、条件によっては保険の適用が可能です。
地震の場合は地震保険の加入が必要ですが、それ以外の台風やひょうなどでひび割れした場合、火災保険で直すことができるかもしれません。
また、自治体によってはリフォーム工事の補助金政策を行っている場合があります。
お住まいの自治体HPを確認して、当てはまる政策があればさらに費用を抑えることが可能です。
まとめ
外壁のひび割れは小さいものでも、放置することで大規模な補修工事につながる場合があります。
小さいひび割れを見つけた場合でも「まだ大丈夫だろ」と放置することはやめましょう。
早期発見であれば補修工事費用を抑えることができるため、定期的な点検が必要です。
家全体の外壁でひび割れが多発している場合は、塗装工事を検討しましょう。
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