いい建売物件を見つけたのだけれど自転車置き場がない...やっぱり不便かな?
子どもが大きくなるにつれて自転車の台数が増えて、自転車置き場に置けなくなった...
こんなお悩みありませんか?
建売を選ぶ上で、自転車置き場や自転車を停車するスペースがあるかの確認は重要です。
狭小地に建てられている建売物件ほど、自転車置き場がない物件が多いでしょう。
自転車は雨や紫外線にさらされ続けると、寿命がグッと縮んでしまいます。
とはいえ、カーポートの下に自転車を停められるスペースがあれば、雨や紫外線から守ることはできます。
今回は、屋根も停車スペースもない建売住宅を購入した場合に、考えられるデメリットや自転車置き場がないときの対策について解説します。
また、そもそも自転車置き場が必要なのか...購入前に考えるべきことについても解説します。
ぜひご自身の環境を想像して、本記事を参考にしてみてください。
自転車置き場がない物件のデメリット3選
自転車置き場がないと、ヤバい理由は下記の3点。
- 自転車が劣化する
- 盗難リスクが上がる
- 転倒して故障や事故につながる
自転車が野晒しで停車されている状態は、思っているよりリスクが高いのです。
また、これらが理由で自転車を買い替えなければならなくなった場合、精神的にも金銭的にもダメージが大きく、対策をしておくべきだったと後悔することになるでしょう。
では、一つずつ解説します。
1.自転車がすぐに劣化する
自転車は雨や紫外線にさらされることで、劣化が促進されます。
通常メンテナンスをしながら10年近く利用できるものですが、雨や紫外線にさらされ続けると、2〜3年で乗れなくなってしまうことがあります。
下記に主な劣化症状をまとめましたので参考にしてみてください。
雨による劣化
錆び: 金属部品が雨にさらされると、錆びが発生しやすくなります。特に鎖や歯車などの鋼鉄部品が影響を受けやすいです。
腐食: アルミニウムや他の金属は、長時間雨にさらされることで腐食が進む可能性があります。
紫外線による劣化
塗装の剥がれ: 自転車のフレームや部品に使われている塗料やコーティングは、紫外線によって劣化し、剥がれることがあります。
プラスチックやゴム部品の劣化: サドル、ハンドルバーグリップ、フェンダーなどのプラスチックやゴム製部品は紫外線により劣化し、ひび割れや変色、ベタつきが生じることがあります。
2.盗難されるリスクが上がる
自転車置き場がないと、敷地内とはいえ、道路に面して停めておくことになるでしょう。
その場合、残念ながら盗難リスク上がってしまいます。
ましてやロードバイクやクロスバイクなど、自転車本体が軽いものだと持ち上げることが容易です。
鍵をかけていたとしても深夜に人通りが少ないときなどに持ち去られると見つからない可能性が高いでしょう。
3.転倒して故障や事故につながる
自転車はスタンドで停めていても、強風が吹くと倒れてしまいます。
そのとき、たまたま横に人が歩いていると自転車の下敷きになって大怪我をしてしまうかもしれません。
また、車に当たってしまうと高額な修理代を請求されることも考えられます。
自転車置き場がないときの対策5選
建売住宅で自転車置き場がない場合でも、対策をすれば不便なく自転車を利用できます。
すぐに実践できる対策もあるので、現状自転車置き場に困っている人も実践してみてください。
1.自転車にカバーを取り付ける
雨や紫外線にさらされる場所に自転車を置いている人は、カバーを取り付けることで劣化スピードを大幅に低減できます。
風に吹き飛ばされないよう装着することを意識しましょう。
毎日自転車を利用する人にはカバーの取り付け、取り外しが面倒になるデメリットがあります。
2.室内で保管する
玄関や納戸、倉庫などがあれば、室内で保管するといいでしょう。
雨風から守れることはもちろん、盗難リスクもなくなります。
ただ、何台も収納するのはスペース的に難しいため、高価な自転車を優先的に室内保管するといいでしょう。
3.簡易的な屋根を取り付ける
簡易的な屋根を取り付けて、自転車を雨や紫外線から守るのもいいでしょう。
DIYではなかなか難しいため、専門的な業者に依頼する必要があり、費用も他に比べると高額になります。
とはいえ、安全面や事故防止を考慮すると屋根があることに越したことはありません。
4.サイクルガレージの設置
敷地内にスペースがある方は、サイクルガレージの設置がおすすめです。
下記のような2タイプがあり、いずれも数万円で設置ができます。
5.自転車ラックを設置する
どうしても道路に面したスペースにしか自転車が停められない場合は自転車ラックの設置を検討しましょう。
ラックの設置をすれば、転倒防止はもちろんのこと、ラックと自転車にワイヤーチェーンをすることで、盗難リスクを抑えることもできます。
下記のような商品であれば、基礎に穴を開けず、ご自身で組み立てることができます。
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また、場合によっては基礎へ固定することも可能です。
自転車置き場がない建売を買う前に考えるべきこと4選
ここからは自転車置き場のない建売住宅の購入を検討している方へ向けて、考えるべき点を5つ紹介します。
今は必要なくても、将来的に自転車置き場が必要になるケースがあるのです。
1.自転車の使用頻度
使用頻度が少なければ、倉庫や室内に保管しておけますが、多い場合は都度室内に持ち込む必要があるので手間がかかります。
新生活を想像して、自転車置き場が本当に必要ないのか検討してみましょう。
2.周辺の公共交通機関
通勤や通学で自転車を使用しておらず、周辺の公共交通機関が充実しているのであれば、自転車の使用頻度はおのずと減るでしょう。
そのため、自転車置き場がなくても不便に感じません。
3.将来的に欲しい子どもの数
建売住宅購入時には小さいお子様も大きくなれば自転車に乗るはずです。
子どもの成長を考慮して、物件選びをすることをおすすめします。
子どもの数が増えるほど必要スペースが変わってくるので、注意しましょう。
4.後付けの自転車置き場のスペース
前述した通り、こどもの成長とともに自転車置き場が必要になるケースがあります。
そのため、子どもがいるご家庭の方は、自転車置き場として利用できそうなスペースのある物件を選ぶといいでしょう。
実際わが家では、駐車場として利用していたスペースに自転車が立ち並び、車は最寄りの駐車場を借りている状態になっています。
【まとめ】 建売住宅で自転車置き場がなくても対策は可能
建売住宅で自転車置き場がない場合でも、対策をすれば快適に過ごすことができます。
対策方法については、住環境によって異なります。
また、自転車の使用頻度によってもおすすめの対策は変わってくるので、ご自身にあった対策をしましょう。
自転車ラックが必要な方は、後から外構工事をして取り付けも可能なので、下記サイトなどで見積もりをしてみてはいかがでしょうか。