
コーキングDIYで、コーキングを撤去するのにはどんなカッターでもいいの?

家にある100均のカッターでもコーキングは切れる?

切れればOK!ただし、外壁のコーキングは内装のコーキングと比較して厚みがあるので、100均や細いカッターでは撤去ができません!
コーキングDIYにおいて、まず初めに行うのが「撤去」作業です。
既存のコーキングを綺麗に取り除かなければ、後々不具合につながってしまいます。
また、内装と外壁ではコーキングの幅や厚み、材質が異なるため、カッターに求められる性能も変わってきます。
本記事では、年間100棟以上のコーキング現場の検査を行っている筆者が「内装」「外装」「プロ用」の3つにわけてコーキング撤去のカッターについて解説します。
【内装向け】コーキングはがしカッターおすすめ2選
まず、内装のコーキングに関して、壁紙の継ぎ目や笠木部分に使用されるものもありますが、今回はキッチンや風呂、洗面所などの水回りのコーキングについて解説していきます。
キッチンや風呂、洗面所などで使用されているコーキングは基本的に材質はシリコーンです。ゴムの物性はそれほど高くはないため、カッターで撤去するときに強い力は必要ありません。
また、コーキングの厚みも薄いため女性でも簡単に撤去することが可能です。
内装のコーキングはがしカッターなら「刃が薄い小さめのカッター」
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正直、100均のカッターでも撤去は可能です。
水回りのコーキングは隅に施工されている場合が多いため、
刃の厚みが薄いものを選びましょう。
大きいカッターだと撤去するのが困難なので、小回りのきく小さめのカッターを選ぶのがポイントです。
コーキングはがし専用品

カッターで撤去するときに、あやまって周りを傷つけてしまいそう...

大丈夫!コーキングはがし専用(内装のみ)の道具があるんです!
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内装のコーキングを撤去する専用の製品をご存知でしょうか。
先が尖っており、先端部分をコーキングに押し付けて一気に撤去することが可能です。
カッターほどの切れ味はないため、多少の力は必要です。
【外壁向け】コーキングはがしカッターおすすめ2選
外壁のコーキングは1cm前後の厚みや幅があり、ゴム弾性もあるため、大きめの切れ味の良いカッターを使用します。
定番のコーキングはがしカッター
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よく現場で使用されている定番のカッターです。カッターの刃に種類がありますが、このタイプだと切れ味が悪くなった場合、刃を折ることで新品同様の切れ味を保つことができ、大変便利です。
力が加えやすいコーキングはがしカッター
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外壁のコーキング改修工事などで、使用するのに適正なのが、このL字カッターです。
力が加えやすく、長めのコーキング撤去でも手が疲れにくくなっています。
また、コーキングの撤去は基本的に上から下に向けてカットするので、体重も乗せやすいのも特徴です
【プロ用】コーキングはがしカッターおすすめ
住宅の大きさにもよりますが、外壁全体の板間コーキングの撤去を行う場合、150m~300mほどのコーキングを撤去することになります。
上記にて紹介したカッターではかなり腕に負担がかかってしまいます。
そんなときに便利なのが、電動カッターです。
電動コーキングはがしカッター
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メリット
切れ味抜群 負担が少ない きれいに取れる
デメリット
金額が高い 切れ味が良すぎるので、注意が必要
刃が振動しているので、あやまって外壁材に当たったりすると大幅に切れてしまうので注意が必要です。
コーキングの改修工事を専門としている業者さんは持っている人が多いです。
DIYで打ち替えの範囲が少ない場合、電動は必要ありませんが、広範囲にわたってDIYを検討している場合はおすすめです!
まとめ

コーキングを撤去するためのカッターには色々な種類があります。
1.刃が薄く、小さめのカッター(100均でも可)
2.コーキングはがし専用品(バスコーク)
3.定番のコーキングはがしカッター(ホームセンターにもある)
4.L字型カッター
5.電動カッター
DIYを行う箇所や範囲によって、購入するカッターを決めましょう。
広範囲のDIYには電動カッターと記載していますが、
できるだけ広範囲の外壁コーキングの工事に関しては、リフォーム業者へお願いするのをおすすめします!